読書関係の事も書いてゆきます。本は読んでいるのですが、釣りに忙しく、新書一冊を読事に日数が掛かり、読了すると、初めの方に書かれていたことを忘れているのです。そのような理由で、その読んだ本の事をなかなか書けないのです。下記の本を読むことにも一週間程度かかっています。読んでいる最中は、色々な事が分かって楽しいのですけど。
バスティアン・ハイン著 若林美左知訳
ナチ親衛隊(SS) 「政治的エリート」たちの歴史と犯罪
本書は、親衛隊の実像みたいな事が分かって面白い本だと思います。
この本を読んで見ようと思った理由は、今のイスラエルとハマスとの争いがあったからです。今のイスラエルの行っている事は、民族浄化だと主張する人たちが居るからです。
本書の要約は、巻末の解題に詳しいです。
ナチスドイツには親衛隊よりも歴史が古い突撃隊が有った。私個人は、両方とも暴力集団なのですが、突撃隊は粗野で野蛮、一方の親衛隊は知的エリート集団とのイメージが有った。親衛隊に入隊するには、体格や人種的に条件が有った。しかし、入隊希望者が少なく、身長や人種的に問題のある人間も入隊していた。敗戦後の親衛隊隊員の事も記されている。
当時の社会的不適合者が親衛隊内で出世していたことも記されている。本書を読んだ感想は、ナチ・ドイツの親衛隊とは、ただの粗野な暴力集団だったこと。体格が良く、整った制服を着用して姿勢が良く頭のよさそうな選ばれた集団ではなく、ただの暴力集団だった。そして、敗戦後に上手く立ち回り復権したものもいた。
現在のイスラエルとの関連では、本書の中に「人種戦争」「入植」等の文言が数回出てきます。そのことも有るので、書と同時に購入している、「ヒットラーとナチ・ドイツ 石田勇治」講談社現代新書を読んでゆきます。
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