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2023年5月27日土曜日

5月26日 釣行

 本日も釣りへ行きました。今回は前回に行った 北上川河口から「道の駅 硯上の里 おがつ」付近までの漁港周りの続きです。
 使用タックル

・竿:シマノ ハードロッカー XR S83MH

・リール:シマノ ストラデックC3000XE

・ライン:メジャークラフト ×4  1.0

・リーダ:近隣3号 1.5m程度

・オモリ:ナス型 3

・針:オフセットフック 4

・ワーム:エコギア リングマックス 赤 ピンク系

 前回に不意の大物が掛かったので、タックルを強い物にしてみました。また、今回はAmazonから配達になった網を持っています。

一か所目の漁港は小規模なものです。風が強く波も荒いですね。漁港の護岸に船を係留していないのです。すべての漁船を漁港内にあるスロープの上にあげているのです。漁船を係留する設備もないようです。常に波が荒く岸壁に漁船を係留して置けないのでしょう。凝固内の水深は結構あるようです。漁港入り口に、新型コロナ感染症予防のために釣りはご遠慮ください、との張り紙があったので竿は出していません。次の漁港へゆきます。

 この漁港は中規模です。波風が強いですね。ここは数船の漁船は係留されていますが、多くの漁船は漁港内のスロープに上げられています。防波堤際を探ワームで探りますが反応は全くありません。防波周囲に沈められているブロックの隙間も探りましたが反応なしです。漁港内のスロープから漁港中央も探りましたが反応は有りません。次の漁港へ行きます。

 この漁港も中規模です。防波堤周囲と漁港中央部を探りますが反応はなしです。風が強くなってきました。ここでは、小魚の群れが確認できました。

 三か所の漁港を回りましたが、堤防や護岸等へのカキ等の付着生物や海藻が少ないですね。原因は、わかりませんが、付着物や藻類が少ないと魚のエサとなる小さな生物が少ないためかもしれません。漁港全体の潮通しが悪いのかもしれません。

 次の漁港は、雄勝湾側です。この漁港は沖堤防があるのですが、徒歩で行ける堤防がありません。そこで護岸を探ってゆきます。海水が渦巻いている箇所がありそこで、メバルか何かのアタリは有りますが掛かりません。投げる事が出来る場所では、数十メートル投げて誘いました。反応なし。漁港の外れの小規模なテトラ帯で餌釣りをしている釣り人がいました。沖堤防が護岸に平行に設置されているので、潮通りが良くないのかもしれません。

 

小物釣り用のライトなタックルから、今回使ったハードロッカーに変えると竿は棒の様に感じます。錘は3号で少し軽かったかもしれません。ランガンしましたが、タックルの重さは感じませんでした。竿は硬いのですが小さなメバル等のアタリもわかります。投げてずる引きをすると海底の変化もわかります。感度は良いです。漁港で足元を探る用途には長いですね。1.8m程度の竿が欲しいですね。スコーピオンXTはあるのですがベイトなのです。ベイトでは、魚子ラバや軽いジグヘッドは使えないと思うのですよ。

一通り回ってみた感想では、小規模の漁港が多いですね。青物が釣れ始めたら、再度回ってみたいですね。次回は、ある程度、漁港を絞りたいと思っています。後は、磯靴とライフジャケット等を揃えて徒歩で比較的安易に行けゴロタ浜に入りたいと思っています。

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5月25日 釣行

 


 



本日も短時間ですが釣りに行きました。松島周辺です。この漁港は、餌釣りを行っていたころに随分と通いました。ワームで釣りを始めたころに、エコギアの熟成アクワ バグアンツで30cm代のソイを釣った場所です。その時の竿はメジャークラフトファーストキャストのシーバスロッドでした。足場が高い防波堤でかけたので、抜き上げる事が出来なくて、手で糸を手繰ってあげました。シマノ SoaRe XR S76ULで同程度のソイを掛けた時も手で手繰ってあげたことがあります。

 本日は、小学生の団体さんがいました。漁港の内側で、1m程度の竿とリールで青イソメエサを使って釣りをしていました。堤防には餌釣りの釣り客が数名いました。

タックルは前回と全く同じです。

・竿:シマノ SoaRe XR S76UL

・リール:ダイワ カルデア 2500H

・ライン:SUNLINE PE×4  0.6号 MULTI COLOR

・リーダ:近隣2号 1.5m程度

・ジグヘッド:メバル弾丸 2g メバル流弾丸2,2g ダイソーの1g

・ワーム:ダイワ ソードビーム グローみかん グローレモン

エコギア MINNOW カタクチ

ダイソー メバルワーム オレンジ

 

 藻場の小魚がソードビームに反応するのですか、食いつきません。ジグヘッドはダイソーの1gです。そこで、ダイソーのメバルワームオレンジに変えるとアタリが出てきて、かかりました。20cm程度のサバです。その後十数尾入れ食いになりました。ダイソーのワームはソードビームと比較して硬いのでね。堤防の際を、上から竿先を上下させて誘ってゆくと、ワームが肉眼で見えなくなった程度の深さになったころにアタリが出てきてサバが掛かります。また、ワームを沖に数十メートル投げて、リールを数回巻いて止めることを繰り返すとかかってきます。サバの群れは、小学生の団体さんがいる漁港内側へは行かなかったようです。藻場を丁寧に探りましたが、全く反応しません。最後に数投、スプーンを投げてみたのですが反応は有りませんでした。

 サバの季節になりましたね。この場所はサヨリ・ブリの幼魚も釣れます。管釣り用のスプーンやスピナーを試してみたと思っています。

 この漁港の隣にある漁港は、釣り禁止区域ができたのでこの場所は大事にしてゆきたいです。

 帰り道の砂浜には、ヒラメ・コチ等を狙ってルアーを投げている人たちがいました。

 自宅に戻ると昨日、Amazonに頼んだたま網が配達になっていました。

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5月24日 釣行

 この先の数回は新しいポイントを開拓しようと思ている。場所は北上川河口から「道の駅 硯上の里 おがつ」付近までの漁港です。本日は中潮で干潮が13:00の前後になるので、潮周りはあまり良くない。

使用タックルは前回と同じ

・竿:シマノ SoaRe XR S76UL

・リール:ダイワ カルデア 2500H

・ライン:SUNLINE PE×4  0.6号 MULTI COLOR

・リーダ:近隣2号 1.5m程度

・ジグヘッド:メバル弾丸 2g メバル流弾丸2,2g ダイソーの1g

・ワーム:ダイワ ソードビーム グローみかん グローレモン

エコギア MINNOW カタクチ

ダイソー オレンジ

 仙台を8:00頃に出発するので現地到着は10:00頃になります。雄勝湾側の漁港から始めました。ここは、1月頃の厳寒期に来たことがあります。その時は、全く反応は有りませんでした。海水は透明でそこまで突堤の周りの敷石が良く見えます。海藻帯もあります。海藻帯を探ります。小魚がワームに寄ってくるのが見えますが、食いついては来ません。先端付近で一回当たりがありましたが乗りません。防波堤から、漁港内の護岸を探りますが反応は有りません。次の漁港へ移動します。

 北上川河口側の初回の漁港よりは大きな漁港です。風が強くなってきました、日差しは有ります。ここも防波堤の内側には海藻帯があります。まずその海藻帯周りを探りますが反応は有りません。干潮時刻へ近づいてきたことも原因かと思いますが漁港内全体の水深が無いように感じました。投げ釣りの方が一人いました。釣れてはいないようです。漁港内の護岸を探りますが水深が無く、反応もありません。次の漁港へ向かいます。

 ここは、釣り客用の駐車スペースが指定されています。暖かい休日は釣り客が多く来るのかもしれません。ここの漁港も潮位も関係するのでしょうが、全体に水深がありません。護岸と防波堤全体を探りましたが反応は有りませんでした。小魚の群れは、見られました。流れ藻の下も探りました反応なしです。防波堤の敷石やブロックも探りましたが反応なしです。次の漁港へゆきます。

本日はこの漁港が最後になります。ここも厳寒期に一度来たことがあります。風が強く釣りになりませんでした。ここも岸壁を探ってゆきます。係船ロープが無ければ数十メートル先まで探りますが、係船ロープがあるので広範囲には探れません。探ってゆくと、弱くモゾモゾした強くない反応があったので反射的に合わせました。合わせると一気に持っていかかれました。ドラグが出て、竿はきれいに円を描いています。リールをゆっくりと巻いてゆくと魚が見えてきました。30cmは超えていると思われるアイナメが頭を振っているのが確認できます。竿が柔らかいので抜き上げることは無理な大きさです。自動車には、たま網が2本も入っていますが、取りには行けません。たま網が重いのでアイナメ狙いの時は持ち歩きますが、メバル等の小魚狙いだったので自動車へ置いたままです。魚が大人しくなってきたので、糸を手で手繰ってあげようとしましたが、首を振られて切れてしましました。 SoaRe XR S76ULは強いですね。この程度のサイズなら楽勝で寄せますね。ダイソーのメタルジグと エコギアのMINNOW カタクチです。 にほんブログ村 釣りブログへ
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2023年5月20日土曜日

5月19日 釣行

本日は女川の漁港に主にメバルを狙っての釣行です。仙台から片道2時間程度かかります。釣りをしている時間は11:00頃から16:00です。まあ56時間程度です。デイメバルです。

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 昨日の気温は記録的な高温でした。本日はそれほどまでではありませんが、気温が高かったです。

タックルは

・竿:シマノ SoaRe XR S76UL

・リール:ダイワ カルデア 2500H

・ライン:SUNLINE PE×4  0.6号 MULTI COLOR

・リーダ:近隣2号 1.5m程度

・ジグヘッド:メバル弾丸 2g メバル流弾丸2,2

・ワーム:ダイワ ソードビーム グローみかん グローレモン

 ナイロン道糸をPEラインに巻替えました。感度に関しては不便がなかったのですが、すっぽ抜けが多々あったのでナイロンからPEにしました。1号PEを巻いたリールはあったのですが、細いPEにしてみました。

 平日なので到着した漁港には、釣り客はいませんでした。ジグ単はメバル弾丸にソードビーム グローレモンです。係船と岸壁の間にワームを落として行きます。第一投で反応があり、同じ場所に投入すると10cm程度のメバルが掛かりました。やっぱりPEの感度は良いですね。まあ感度が良くとも向こう合わせでしたが。その後も反応が続きました。主に底での反応です。岸壁沿いに上層から探ってみましたが、そこで反応が多いです。15cmを超えるものは岸壁沿いの外で2尾掛かりました。底の根固めの周囲に多くいるのでしょうね。海藻は少ないようです。根掛は有りましたが、簡単に外れました。数投で反応がなくなりますね。小一時間で十数尾かかったのですが、魚がワームにスレる事が短時間なように感じました。ダイソーのメバルワームでは、スレる事が遅く長い時間にわたって反応が続いたように感じます。ソードビームはダイソーメバルワームと比較すると、サイズが大きく柔らかいです。そのためにダイソーメバルワームに比較してアクションが大きいためスレる事が早いのでしょうか。アクションが大きいと慣れる事も早いのかもしれません。

 ソードビームは、サイズは大きいですが非常に柔らかいです。そのために小さなメバルでも口に入れることができます。ダイソーメバルワームは硬いので、横から丸のみはできませんが、ソードビームはそれができます。釣れるワームだと感じました。

 漁港内の護岸から防波堤までランガンしましたが、時合が悪いためか反応は有りませんでした。水面にビニール袋が浮いていたので汚いので掬い上げようと思い、ジグヘッドにひっかけてあげようと引っ張ったら、リーダが切れてしました。昨日はうまく引き上げることができたのですが。

隣の漁港へ移動しました。これができるので、牡鹿半島周辺は良いのです。

 小雨が降ってきました。15:00なので一時間だけ探ってみます。タックル、ワームは同じです。それで護岸沿いに誘ってゆきます。気温が下がってきて満潮で潮の動きが止まったためか全く反応がありません。防波堤の外洋側の底からゆっくりと壁沿いを巻き上げてくると、反応は有りますが、かかりません。雨が強くなってきたので終了としました。

 ダイワのソードビームは釣れます。スレについては数回の釣行だけではわかりません。エコギアのワームを使っても結果は同じだったかもしれません。ジグヘッドやワームは同じ条件で比較するのは難しいのですよね。

 しかし 写真が下手ですね。





「主権者を疑う ー統治の主役は誰なのか?」駒村圭吾著 ちくま新書

 

「主権者を疑う ―統治の主役は誰なのか?―」駒村圭吾著を読みました。税込み1、012円です。 ★★★☆☆

 著者の駒村圭吾さんは1960年東京生まれの憲法学の法学博士です。憲法学といえば土井たか子さんですね。ネット動画のデモクラシータイムスの 平野貞夫さん×前川喜平さん×佐高信さんが出演している 3ジジ放談 で平野貞夫さんが、あの浜田幸一さんが土井たか子さんのファンで、そのエピソードを話していた。土井たか子さんの本会議等での演説中に自民党の議員が野次を飛ばしていた。その野次が五月蠅く、土井たか子さんの演説が聞きづらいので、自民党席に向かって静かかにするように言ったらしい。その忠告に対して自民党からクレームが付いたので、浜田幸一さんは、静かにしなさいと紙に書いて配ったとのエピソードを話していた。

 本書の目次。

はしがき

序 章 見取り図 ― 日本国憲法に登場する「国民」たち  

1章 主権者Part 1   ロゴスと意思  

1 「最終的に決めるのは、主権者たる国民の皆様であります」  

 改憲論議を振り返る―主権論の〝重さ〞と〝軽さ〞/国民投票の「権利」の剝奪?

2 主権についての伝統的理解

 主権の三つの相/最高権力の源泉としての「最高の意思力」

3 ロゴスから意思へ 

 神の至高性と三位一体論―「ロゴスとしての神」とその万能性・永遠不変性/神、理性、意思―トマス・アクィナス/普遍か個物か、理性か意思か―スコトゥスとオッカム/神の意思の絶対性と恣意性

4 至上権争い  神権と俗権の攻防  

 神学から政治思想へ/両剣論―神権と王権の区別/教皇至上権へ

5 中世の解体と主権論の浮揚

 教皇の没落と中世の解体/主権論と「王権の自律」―家族・教会・国家/神を演ずる王―王権神授説の専制化/中世神学の「反転応用」としての主権論/主権と法―至高性を枠づけるもの

6 本章のまとめ

 2章 主権者Part 2   忘れられた巨人

1 破壊者=創造者

 〝破壊者=創造者〞としての神 ―  大魔神・ゴジラ・宇宙人

2 〝破壊者=創造者〞としての「憲法制定権力」

 憲法制定権力とは/〝破壊者=創造者〞としての制憲権

3 主権者をおさえ込む?

 超越的規範に訴える―自然法論の系譜と主権者の自己拘束/主権者の出番を少なくする―制憲権の常駐か封印か/主権の独占を許さない―意思主体か代表機関か

4 国民主権論はなぜ受け容れられているのか?  

 国民主権がはらむいくつかの問題/国民主権論とはどういう企てなのか

5 アメリカの経験から

 「人民主権」と「州主権」/チザム対ジョージア事件判決(1793年)/チザム判決個別意見に見る初期アメリカの主権論/連邦法無効宣言危機/奴隷州、自由州、人民主権/南北戦争の遺産「失われた大義」

6 主権と主権者

 主権者の神格化/天皇機関説事件/ヤングスタウン鉄鋼所接収事件アメリカ最高裁判決(1952年)/主権が人格化するとき  ジャクソン補足意見の主権論/主権的人格への帰依か、最後の理性か/主権者は誰でもいい?尾高=宮沢論争/主権抹殺論?/ノモス主権論の含意/神話の密輸入

7 本章のまとめ

 国民主権は解決にならない/では、どうするか/忘れられた巨人

 3章 民主主義

1 原風景としての「民衆支配」

 Democracy の原義にさかのぼる/堕落した統治形態の中では民主制がベスト/民主制の本質は〝衆愚〞である

2 〝衆愚〞その1  愚民とエリート

 雄蜂と哲人―プラトン/愚民とエリートの分断を超えて

3 〝衆愚〞その2  主権者としての「大衆」

 アレントの「モッブ」/「大衆」の登場/平均人の巨大な波―オルテガの大衆論/平均人・普通人の磁場/主権者としての大衆

4 魔術から計算へ

 情報環境の今昔/デイリー・ミー→エコー・チェンバー→集団分極化―サンスティンの#リパブリック論/集団分極化―デジタル社会の「雄蜂の群れ」・「モッブ」/〝主権者国民〞の分極化・均質化・可視化/魔術から計算へ―「一人一票」制という変換ツール/東浩紀の「一般意志2.0」/熟議と計算の対抗

5 「選挙こそがすべて」……なのか?

 すべてが政治、最後は選挙?/選挙の実相―ロンダリングの回路が生み出す時限的独裁/計算結果の専制

6 民主主義という〝利益相反〞

 「自己統治」という言葉について/代表制という〝利益相反〞/まずは、あからさまな利益相反をどうにかしよう

7 民主主義の再設計

 ここまでの流れの整理/アルゴリズム/くじ引き/国民投票/法の支配/民間法制局?

 4章 市民社会  

1 砂川判決再訪

 砂川事件とは?/9条の命運(その1解消されない憲法上の疑義/9条の命運(その2 ふたつのオプションの並置/9条の命運(その3 主権者国民の政治的批判?

2 「主権を有する国民の政治的批判」

 「社会の雑音」―田中耕太郎長官との対峙/岸盛一裁判官の場合/富川秀秋裁判官の場合/憲法の正統性危機と国民の批判的活動

3 市民運動の来歴と「動員の革命」  

 日本の市民運動が熱かったころ/最高裁の〝集団暴徒化論〞/SNSによる「動員の革命」/「動員の革命」の失敗―宇野常寛の問題提起

4 デモの祝祭性と日常性

 デモの近未来を考える―〝動員〞と〝人流〞をめぐって/非日常性の強化・洗練と日常性へのはたらきかけ/他者の存在確認と自己の存在証明のためのデモ/つかの間の自由としてのデモ―小田実とG・ルフェーヴル/身体を差し出す―J・バトラーのアセンブリ論/凶兆としてのデモ

5 〝市民社会〞の近未来

 アイデンティティ・リベラリズムの陥穽― M・リラのリベラル批判/「市民」という身分の復権/「名刺交換をしないデモ」という「無知のベール」/分人民主主義というコペルニクス的転回鈴木健の挑戦/近未来の統治

 あとがき

日本国憲法 抄録

参考文献

索引

  主権をキリスト教の新約聖書の中に文書の一つであるヨハネによる福音書の「初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。」を解釈したアウグスティヌスの教説から、その後の時代のスコラ哲学、現代の裁判事例等の歴史の流れに沿って説明している。主権とは、聖書、特に旧約聖書に登場する創造者=破壊者としての神の絶対性に由来している。読んでいて聖書の神に馴染みのない日本人が、ユダヤ・キリスト教に馴染みのある人たちの歴史から生まれてきた主権という考え方に馴染めるかとが疑問に思った。

安倍晋三さんは総理大臣就任中に主権者についての発言を繰り返していた。【「憲法改正は普通の法律と違い、最終的に国民が決定権を持ちます。現行憲法が施行されて70年以上たちますが、一度も国民投票が行われていない。私たち国会議員が発議を怠り、国民に権利を施行させないことは「国民に対する責任放棄だ。」とそしりを免れない。」(201891日産経新聞のインタビューに答えて)。「最終的に決めるのは、主権者たる国民の皆様であります。」()「『安倍晋三が嫌いだ』と言って国民から国民投票の権利を奪うのはサボタージュではないでしょうか」(201914日年頭記者会見 20181210)総理記者会見)(p023)この発言の中の「国民」を聖書の神と同等な存在として想像することは難しいように思える。

 憲法・法的なものを、ほぼ初めて読んだのですが、歴史的な部分は面白く読めました。スコラ哲学の話、王権神授説、アメリカの事例、砂川判決等の日本の事例等もわかりやすく書かれています。今後の事についてのの提案は、「なんだかなー」感があった。


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5月18日 釣行

 

 ジグヘッドが気になっている。今までは安価で比較的針の軸が太いものを購入していました。軸が太いジグヘッドには、メバル・アジ用のワームをセットできないのです。それで、主にダイソー・セリア等の小さなジグヘッドを使っていました。このジグはウエイトがメバルを狙うのには軽いのです。安価なものを探していました。そこでオーナーばり カルティバのメバル用の物を購入してみました。よく行く釣具店にメバル用の商品が3種類と汎用の湾岸プロヘッドを購入した。まだ使い込んでいないのですが、メバルショットグローは、不規則にダートしないようです。他の商品は多少の差があるようですが不規則に動きます。メバル弾丸は、ワームが水平になります。流弾丸はワームの頭が上に向いて水平にはなりません。

 ダイワのメバル用のワームも買って見ました。これまでは主にエコギアのワームを買っていました。ダイワの月下美人 ソードビーム グローみかん、グローレモンです。

写真がひどいですね。これしかないのです。魚ではなく、その向こうの風景にピントが合っていますね。 

さて、今回の松島近辺に行きました。ここは、餌釣りをしていたころによく通っていました。

タックルは、前回と同様です。

・竿:シマノ SoaRe XR S76UL

・リール:ダイワ カルデア 2500H

・ライン:サンヨーナイロン2

・ジグヘッド:メバル弾丸 2g メバル流弾丸2,2

・ワーム:ダイワ ソードビーム グローみかん グローレモン

護岸に付いた海藻に引っかからないギリギリを探ってゆきます。アタリはあるのですが、乗らないですね。底よりも中層で当たることが多いです。フグはまだ小さいのが多いようです。ワームに寄ってきますが食いつきません。

それで水深はないのですが、海藻帯の周囲と海藻と海藻の間を探ってゆきます。海藻帯の10m程度遠方から海藻帯に向けて引いてきたら、海藻帯のふちでアタリが有り、10cm程度のメバルが掛かりました。最終的にこの藻場で10cm程度のメバル2尾が釣れました。また数匹ばらしました。水面まで上がってくるのですが確実な針がかりをしていません。竿先が硬いことが原因ですかね。ナイロン道糸なので、合わせてもナイロンが伸びて針がかりしないのかもしれません。この場所は、長めの延べ竿にワームを付けて藻の間を探ってゆく釣り方も面白いかもしれません。

ワームに対するメバルの反応がなくなったので、漁港内の対岸に行ってみました。ここは、ワーム釣りを始めたころに、メジャークラフトのファストキャストのシーバスロットで35cm程度のソイが第1投でかかった場所です。驚きましたね。ワームはエコギアの熟成アクア、バグアンツで色はオキアミでした。当時はランディングネットを持っていなかったので、道糸を手で手繰ってあげました。この防波堤にはその後、結構通いましたが、小さなアイナメ程度しか釣れませんでした。この漁港は、たまに40cmクラスのアイナメ、ソイ類が釣れるのですよ。クロダイもいるよう様です。フカセ釣りの人がいないときに、ワームでクロダイを狙ってみようかと考えています。

 デイメバルが良く釣れる時期になってきました。夜釣りでは、どうなのでしょうね。夜釣りは行ったことがないのですね。

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2023年5月15日月曜日

5月14日 釣行

  

キャノンのVlogカメラPowerShot V10 ”が気になっています。ほぼ毎日見ているGoogleのネットニュースで知りました。価格はAmazon、ヨドバシカメラの両方で調べたら同じ59,950円で両店共にポイントが10%付くようでした。釣った魚の写真を撮るのに、スマートフォンとミラーレス一眼レフのLUMIX GF1を使っています。スマートフォンでは、片手で魚を持って、空いた片方の手で写真を撮るのは難しいのです。LUMIX GF1は一眼レフの写真機としては小さいのですが、ランガンしながら持ち運ぶことに不便です。またオートフォーカスが遅いのは古い機種なのでしょうがないでしょうね。LUMIX GF1のデザインは気に入っています。

 

 釣行なのですが、今回も牡鹿半島へ行ってきました。メバル狙いです。アイナメやソイ類が釣れればうれしいな程度の釣りです。

・タックルは、前回と同様です。

・竿:シマノ SoaRe XR S76UL

・リール:ダイワ カルデア 2500H

・ライン:サンヨーナイロン2

・ジグヘッド:ダイソーの1gと湾岸プロヘッドの3

・ワーム:ダイソーのメバルワームとエコギアのグラウミノーSSSです。色はオレンジ、グリーン、赤金を主に使いました。

 前日の14日は天気が良かったのですが、本日は曇りでした。寒さを感じない程度の気温です。風は15:00以降、強くなってきたようですが。12:00前後は、強い風はありませんでした。

 漁港の端から探ってゆきます。漁船を係留するロープがあるので、それに絡まないようにして探ってゆきます。主に岸壁沿いです。流れ藻の下には、魚がついていますね。流れ藻の下を探ると10cm程度のメバルが掛かりました。仕掛けを落とすとメバルが寄ってくるのですが、早くスレるようです。一回寄ってきて見切ってワームから離れると、仕掛けをいったん上げて、再度投入しても、来ませんでした。個体数が少ない事が原因なのか、別の個体が寄ってきません。

 流れ藻の下だけではなく、広い藻場も探ってゆきます。藻と藻の間の空いている所へワームを落として行きます。足元は比較的ワーム投入のコントロールが可能です。10m程度先の狙った所へワームを落とすのは難しいです。キャスティングの技術がないので、方向のコントロールは何とかできるのですが、距離が難しいです。それと、道糸がナイロンなので、風に糸が流さます。また糸ふけを取るためにリールを巻くと、ジグが軽いのでワームが糸ふけに引っ張られますね。サンヨーナイロンは道糸の視認性が良くて、しなやかで、巻くときにたるみが出るので良いのですがね。メバルは餌を口で吸いこんで捕食するらしいので、道糸を遊びなく張っていると、捕食しづらいかなと思っているのです。竿先が硬いチューブラーを使っているので、それをソリッドにして、0.6号以下のpe道糸にする選択肢もあるのでしょうね。

 ランガンしていると、メバルがいる場所が分かりますね。大きな石の脇も魚が付いていますね。魚のいる場所が大体わかってくると、キャスティングの技術ですね。遠くへ飛ばす事も重要ですが、狙った場所へルアーを落とすことも重要ですね。

 この場合で、メバル15cm以下 10尾とアイナメ20cm程度が1尾釣れました。

場所を変えて隣の漁港へ行ったのですが風の強くて、釣りができませんでした。そこで、風裏と思われる半島の反対側の漁港でランガンしましたが、反応は全くなし。サヨリか何かに追われた小魚のナブラがあったので、ワームを落としたのですが、サヨリか何かが興味は示して寄ってきましたが、ワームを捕食することはありませんでした。サバか何かが群れで泳いでいるのも確認できました。水中の魚は大きむ見えますから、小魚かもしれませんが。





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2023年5月13日土曜日

5月12日 釣行


 

牡鹿半島周辺で釣りをしてきました。漁港が沢山あるので全ての場所で釣りをしてみたいと思っています。釣り禁止の漁港も増えてきたようです。昨年の冬に穴釣りをしていた漁港が釣り禁止になったようです。


行けば穴釣りで確実に釣れた漁港でした。餌はサンマが良かったようです。釣り場へ行く途中のスーパーマーケットで食料と共に餌にするサンマを購入していました。餌もちはサバの方が良いのですが、釣果はサンマが良いようです。竿はダイワの穴釣り・波止釣りロッド 穴釣り専科M110、プロマリンの極光さぐりテトラ 120Hも良いです。Mは柔らかすぎるようです。他にもいろいろ買ったのですが、この2本が良いようです。リールは両軸リールが良いす。初めは糸付きの安価なスピニングリールを使っていたのですが、突然の大物が掛かった時にスムーズに巻けないことがあったのです。穴に潜られないように、一気に巻き上げることができませんでした。それで、中古の安価な両軸リールを購入して使っていました。道糸は、ナイロン5号とフロロカーボン5号と中古リールについていた太いpeを使いました。感度はやっぱりpe、フロロカーボンでナイロンですかね。使いやすいのは、フロロカーボンですかね。Peは根ずれで切れやすいのですからね。ナイロンも安くてよいですね。根係したときに伸びるので、引っ張ってきりつらいです。根ずれ等の傷つくので、毎回10mは切って使っていました。

仕掛けは、道糸に3号程度の丸オモリを通してスイベルナイロン3号のハリス10cmにそでバリの14号を結んでいました。

 さて、今回の釣行の記録です。

竿 シマノ SoaRe XR S76UL

リール ダイワ カルデア 2500H

ライン サンヨーナイロン2

ジグヘッドは、3g1gにワームはダイソーとエコギアのグラウミノーSSSです。今回はバラシが多発しました。ナイロン道糸の伸びが原因ですかね。強く合わせないと針がかりしないのでしょうかね。

漁港を2か所回りました。15cm以下のメバル10尾と20cm程度のアイナメが1尾が釣れました。メバルは直射日光が当たっていない。海藻、構造物があるとこを探れば比較的簡単に釣れます。アイナメは底ではなく、漁港の防波堤の内側を探っていたら岸壁の途中で食ってきました。岸壁に宙に付いていたのでしょうね。竿が柔らかいのでかなり曲がりました。   

岸壁キワを探るためには76フィートでは長いですね。メジャークラフトの鯵道の6フィートの購入を考えています。硬さはLを検討しています。大きなアイナメが掛かることがあるのでMクラスが良いですかね。

ジグヘッドは軽いのもが良いですね。着底が分かるギリギリの重さが良いですね。ワーム色の選択は難しいですね。丹念に探ると、どの様な所に魚がいるのかが分かりますね






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2023年5月9日火曜日

5月の釣行

 




ダイワとシマノの総合カタログを入手しました。 

54日 牡鹿半島の漁港

 本日も初めは魚子ラバです。堤防の内側で足元を探ってゆきます。

竿 シマノ SoaRe XR S76UL

リール ダイワ カルデア 2500H

ライン pe 1.0

リーダー ナイロン 3

魚子ラバの3g 赤金 で防波堤の内側を誘ってゆきます。係船ロープがあるので遠投はできません。海藻等がついている係船ロープのキワと堤防キワを誘ってゆきます。誘っていると反応があったので、同じ場所を誘ったら、アイナメが掛かりました。堤防でサヨリが小魚を追っているのを見つけたのでワームやマイクロジグ等で狙いましたが釣れませんでした。その後数か所の漁港を回りましたが魚の反応はありませんでした。堤防先端で餌釣りをしていた人が3cm程度のアイナメを上げていました。魚はいるのですよね。

 


55日 牡鹿半島の漁港

 タックルは前日と同じです。

本日も牡鹿半島です。この半島には漁港が沢山あるので全ての漁港を回るだけでも、多くの日数がかかりますね。本日も比較的規模が大きな漁港を探りましたが。

完全ボーズを覚悟した15:00過ぎに、最後に入った漁港に流れ込みがあったので、少しどぶ臭かったのですが、一投目で反応がありました。取り込む途中でバラしましました。比較的大きな魚だったのか、魚子ラバでは掛からなかったのかもしれません。その後は、反応がありません。それで、防波堤キワと藻の周囲を探るとメバルが掛かりました。魚子ラバよりもワームが良いようです。2インチ程度のオレンジ色のメバルワームにかかってきました。その後はワームを追ってはくるのですが掛からなので、ワームの色やジグヘッド重さ等を色々変えてみました。数尾かかって反応がなくなりました。その後に堤防の内側に流れ藻がたまっていたので、その付近を探ると、すぐに反応があり、10cm程度のメバルが掛かり、入れ食いになりました。1g程度のジグヘッドにオレンジのスピンテールワームです。かなり以前に購入したダイソーのメバルワームです。ジグヘッドもセリアの物です。

メバルは流れ藻のすぐ下にいることもあるので、上から誘ってゆくと良いです。底から上に誘ってくると、表層にいるメバルは、何度もワームが底へ向かって通過するのを見ることで早くスレる事が多いようです。メバルを釣るには表層から誘いながら底に向かってゆくと良いようです。日中は、特定の場所に集団でかたまっていることが多いようなので、メバルの捕食スイッチが入ると入れ食いになることがあります。

 

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 牡鹿半島の漁港。

 小雨降る中を行ってきました。気温が上がらず寒かったために完全ボーズでした。タックルは同じなのです。ラインはナイロン2号です。サンヨーナイロンの物でしばらく使っていなかったのですが巻き癖はついていません。前日のダイワの安価なメバル用のミノーを購入したのですが出番は全くありませんでした。

 牡鹿半島で昨年まで釣りができた漁港で、新たに釣り禁止になったところがありました。ゴミ、迷惑駐車、漁具の盗難等が原因なのですかね。気を付けないと釣り場がなくなりますね。堤防、漁港での釣りは気軽にできますからね。

 

 日差しがあって、気温がある程度上がると魚の活性も上がるようですね。15:00以降に釣れることが多いようで にほんブログ村 釣りブログへ
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2023年5月6日土曜日

4月の釣行

  


423日、25日、30日と釣りに行ってきた。25日は松島周辺、23 日、30日は男鹿半島です。

 

423日、以前に金丸さんが出演している動画を見て購入したが使う機会がなかった魚子ラバを使ってみた。結果はボーズです。まだ気温が低いのでしょうか。アクションに問題があるのでしょうか?

 

425日 松島周辺です。23日がボーズだったので、青イソメを使った。

 タックルは、竿はアブのバスロッドとメジャークラフトのソルパラです。両方とも7フィート代です。リールはスピニングリール2000番とベイトリースです。道糸はベイトリールがナイロン3号、スピニングがPE1号にリーダーナイロン3号です。

現地について堤防の足元に落とすとすぐに反応があり10cm程度のメバルが掛かりました。餌釣りは釣れます。10cm程度のメバル 10尾 アイナメ15cm程度2尾 穴ハゼ 2尾が釣れる。

仕掛けは簡単です。道糸にスナップ付きより戻しをつけて、そのスナップにナス型錘2号 より戻し部分にハリス210cm 針はそでバリ14号です。この仕掛けだと針が根がかりしてもハリスが切れて錘は回収できます。根が掛かりすると 錘の回収できないことがありますがぶらくり仕掛けでも良いでしょう。

 釣り方は、堤防の際に海藻や貝殻に引っかからない程度離して、底まで落とします。メバルは、堤防の際に付いていることもあるので、一気に底まで落とさないで途中で止めて上下に動かして誘いながら落とすと良いでしょう。仕掛けを底につけて反応がなければ、1m程度上にあげて、底につける動作を繰り返すと良いでしょう。それだけです。風が強くなってきたので終了しました。






 

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 男鹿半島です。

 タックルはシマノのソアレXR 76UL-T それにダイワのカルデア2500番 PE08 リーダーナイロン2号です。根が掛かりしたときにリーダーが切れるようにしています。

 現地について、漁港の堤防の先端から、足元や10m程度沖を魚子ラバで探ったのですが反応が全くない。それでも徐々に堤防根本近辺に差し掛かると、堤防にワームがさしている1g程度のジグ単が落ちているのを見つけた。他の人は何を使って釣っているのかに興味があったので、それを拾った。まだ使用した様子がなかったので、魚子ラバと取り換えてみました。それを足元に落とすとすぐにメバルの反応があり、数投目で10cm程度のメバルが掛かる。その場所で5尾程度釣れました。その漁港の内外でメバルやソイ等が10数尾釣れた。海藻の周囲を探ると釣れるみたいですね。それとメバルは底よりも、中層で釣れるみたいです。中層で誘うと釣れます。そのご、数か所漁港を回りましたが、堤防の際や障害物付近でメバルやソイが釣れました。中層を丁寧に探って、底は重視しなかったのでアイナメは釣れませんでした。






気温と共に水温が上がってきたのでしょう。魚の活性が上がってきたようです。メバルが好みそうなポイントが見つかれば数釣りがでます。ゴミを持ち帰る、漁師さんの邪魔にならない等に気を付けて釣りを楽しみたいと思っています。

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「世界インフレの謎」渡辺努 講談社現代新書

 

                                                           ★★★★★ 

 20233月にアメリカのシリコンバレー銀行、シグニチャーバンクが経営破綻した。世界経済は大変なことになっているようです。

そこで「世界インフレの謎」 渡辺努 講談社現代新書  900円 を読んだ。

 

目次

第1章 なぜ世界はインフレになったのか――大きな誤解と2つの謎

世界インフレの逆襲/インフレの原因は戦争ではない/真犯人はパンデミック?/より大きな、深刻な謎/変化しつつある経済のメカニズム

第2章 ウイルスはいかにして世界経済と経済学者を翻弄したか

人災と天災/何が経済被害を生み出すのか――経済学者が読み違えたもの/情報と恐怖――世界に伝播したもの/そしてインフレがやってきた

第3章 「後遺症」としての世界インフレ

世界は変わりつつある/中央銀行はいかにしてインフレを制御できるようになったか/見落とされていたファクター/「サービス経済化」トレンドの反転――消費者の行動変容/もう職場へは戻らない――労働者の行動変容/脱グローバル化――企業の行動変容/「3つの後遺症」がもたらす「新たな価格体系」への移行

第4章 日本だけが苦しむ「2つの病」――デフレという慢性病と急性インフレ

取り残された日本/デフレという「慢性病」/なぜデフレは日本に根づいてしまったのか/変化の兆しと2つのシナリオ/コラム:「安いニッポン」現象

第5章 世界はインフレとどう闘うのか

米欧の中央銀行が直面する矛盾と限界/賃金・物価スパイラルへの懸念と「賃金凍結」/日本版賃金・物価スパイラル 116

参考文献

図表出典一覧

 

 本書は20221020日第一印発行です。20233月のシリコンバレー銀行経営破綻の前に書かれています。

 書名は「世界インフレの謎」であって「世界インフレ」でなないのです。つまり今回のインフレは、これまでの世界が経験してきたインフレとは違うのです。本書は、その謎のついての解説と、そのインフレの原因の仮説のです。

 日本の状況を見ると、ガソリンや都市ガスは供給企業の側に政府の補助が入っているので見えにくいですが、明らかに物価は上昇しています。電力価格も電力会社に対して政府の補助が入るとの報道があります。その補助金をもらう電力会社が、価格カルテルを結んで、値下げ競争を避けていたという話もありますがね。

 アメリカの銀行が経営破綻したので、今回のインフレについて知りたいと思い本書を読んだ。

  日本でもガソリン、食料品等の値段が上がっています。世界経済はインフレに見舞われています。本書は、そのインフレの原因は、これまで世界が経験したことのない種類のものだといいます。

まず今回のインフレの原因は、ロシアとウクライナの戦争ではなく、新型コロナウイルスによるパンデミックだといいます。そのパンデミックによって、人々の行動が世界的規模で一斉に同じように変わったことが原因だといいます。つまり、世界の人々がコロナウイルス感染症への恐怖心による行動変容が起こった事が、今回の世界インフレの原因だというのです。

各国の中央銀行は、これまで経験した需要が強すぎる事が原因のインフレには、金利を上げる事で対応してきました。これまで世界が経験してきたインフレの原因は強すぎる需要が主な原因だったからです。しかし今回のインフレの原因は、コロナウイルス感染症パンデミックによって、人々の行動が変わったことが原因の供給不足なのです。「生産を支えるのは「資本」「労働」「技術」という三つの要素です。」(p26)パンデミックの前後で「資本」と「技術」は変わりませんでした。工場が壊れる、蓄積してきた技術が失われることはありませんでした。変わったのは、労働者や消費者の行動だったのです。リモートでの仕事に慣れた労働者が工場やオフィスに戻ること拒むということが起き、消費者も生活様式が変わり消費が集中する品目では生産が追い付かず価格が上昇しました。この変化が世界規模で同時に起こったのです。

 

今回のインフレは、これまで主な原因だった、需給過剰ではなく、供給不足が原因だといいます。

これまでの需要過剰で起きるインフレには、金利を上げることによって対処してきました。「するとたとえば、これまで連動して動く住宅ローン金利が高くなり、住宅購入者が組めるローンの額が金利上昇前より小さくなります。その結果、住宅購入が減少して、家とそれに付随する家具や家電のどの売り上げも減ります。これで強すぎる需要が多少なりとも抑えられ、インフレ率も下がります。」(p42)しかし需要過剰ではなく、供給が足りないことが原因のインフレに金利を上げて対処すると「利上げすれば住宅などに対する需要が減少します。この利上げを繰り返し行えば、少なすぎる供給とちょうど見合うところまで需要を落とすことができ、それによって需要と供給のアンバランスアンバランスと解消できます。」(p43)これは、「よく考えるとこれは縮小均衡にむかいということにほかならず、決して歓迎される話ではありません。」(p43)

 

世界の経済情勢と日本の経済状況が詳しくかつ分かりやすく解説されています。日本の、賃金が上がらない等の経済の特殊性もよくわかります。






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4月24日 釣行。

  4 月 24 日 釣行。  小雨降る中、朝5時に出発しました。目的は牡鹿半島での小物釣りです。具体的には、メバリングです。何時もの様にセブンイレブンで食料を購入しています。  前日にキャスティング泉バイパス店でダイワのメバルハンターワームシャットの粒アミと、ちりめんじ...